子連れ出社を受け入れて分かった10のこと

こんにちは。こだまシステムの「中の人」です。
元々こだまのブログの管理を担当しておりましたが、こだまブログの更新者が増えてきたこともあり、最近はめっきり更新から離れておりました…。

そんな私が久々に筆(キーボード?)を取ったのは、こだまシステムが昨年から始めた「子連れ出社」について、色々と考えさせられることがあったこと。また、他の企業の方が働くママについて、少しでも考える機会になってくれればという願いを込めて、ブログに残そうと思いました。

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事前に、私のスペックをお伝えしておきましょう。
1983年生まれの31歳♀、既婚ではありますが子供ナシのDINKS夫婦(共働き)です。
いとこが12人もいる関係で(しかも12人の孫の中で、最年少。一番上のいとこよりはその子供の方が年齢が近いという)、小さな子供には割と親しみのある環境で育ちました。

そして我が社の行っている子連れ出社、きっかけは弊社の”子連れ広報”こと、中井の採用から始まります。(詳しい事情はこちらのブログを読んでいただけると分かります→

正直なところ、受け入れ側としては晴天の霹靂!
マザーボードむき出しのサーバ、床に這いまわる電気のコード、簡単に自立しているだけのパーティション…ママと一緒とはいえ、2歳の小さなお子さんを受け入れるにはあまりにも危険が多すぎる我が事務所。社長の強い意思がなければ「無理です!」と断り切ったと思います。

そんな子連れ出社もあっと言う間に半年が過ぎ、おチビさんも3歳となりました。
こだまシステムの無謀な挑戦から発見した、大切なこと、お伝えしていきます!

1.社員さんの子供好きが判明

これは子連れ出社が始まって真っ先に判明した事実。
こだまシステムは文字通りシステム会社ということで(いわゆるIT系のお仕事ですね)、20~30代の男性社員が多いです。そんな男性社員一同、出社してくるおチビさんにメロメロ…(笑)お菓子、おもちゃの貢ぎ物はもちろん、ちょっとでも一緒に出かけることがあれば、おチビさんの両手はたちまち男性社員の争奪戦になります!

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正直、こだまの社員の皆さんがこんなに子供好きだとは思いませんでした…。
しかもおチビさんは男性に対する人見知りが激しく、毎回打ち解けるにも結構な時間を要する訳ですが、みんな本当に諦めない…姫に愛してもらうのに必死です。そんなアプローチをハタから見ていると、とても微笑ましくて、笑えます。
でも、みんなのそんな一面が見られて良かった、とも感じます。

2.小さな子供が身近な存在になる

我ながら不思議な感覚だと思います。
小さな子供と接する機会が増えると、自分にとって、世の中の小さな子供も他人事じゃないような気がしてくるんです。
町に歩く小さな子が「2歳くらいかな?」なんて気になったり、ベビーカーで爆睡している子供が可愛いな~なんて感じたり。私自身元々子供は好きな方なのですが、こんなにも自分の見る世界が変わるなんて、すごく面白いなって思いました。

最近は電車の中で泣く子供やベビーカーへの苦情が増えているようですが、それってもしかしたら小さな子供が身近でないからなのかな、なんても考えたりもしています。

3.社内に新しいコミニュケーションが生まれる

1の社員の子供好きもそうですが、いつもは仕事の話ばかりだった仲間内でも、新しい会話が生まれるようになりました。子育て経験者からは為になるお話や、おチビさんがいることで「子供好きなんですね~」なんて雑談も始まったり。
仕事中のおしゃべりもしすぎてはいけませんが、”この人はこんな経験をしてきたんだ””この人はこんな風にものを感じるんだ”なんて新しい発見がいっぱいです。

4. 若手社員が「結婚」について考えるようになる

こだまシステムは、30代を筆頭に結婚適齢期の男性が多いのです!そんな男性陣、おチビさんと遊びながら「結婚したくなるな~、子供可愛い!」なんて話していたりします。これってすごく大事なことだと思うんです!!
最近だと、年齢で結婚を考えたりする人も増えました。もっと言えば”結婚しなくてもいいや”なんて考える人も多くなっているそうです。でもそれってすごく勿体無いことだと思います。

結婚て、家族を作るってことってやっぱり良いものだと思うのです(もちろん大変なこもとありますが、それをふまえたとしても!)。

でも、それを考えるきっかけが、年齢や年収や環境だけじゃ、どうしも独りよがりな結婚のビジョンしか描けなくなっちゃうような気がするのです。
子供が可愛い→誰かと家庭を作って守っていけたらいいな→結婚したいな、こんな流れで結婚を考えたっていいじゃないですか!何かを一緒に守りたいと思える人と家庭を築くっていう思考はすごく自然で、健全だと思います!!

妙齢の弊社男性社員達に、そんなきっかけを思いがけず与えてくれたおチビさんには、ささやかながら感謝の意を表明しようと思います。

5. 子供にだって、仕事の大切さはちゃんと伝わる

我が社に出社してくるおチビさんは、当初2歳、現在は3歳になりました。
正直、この子と関わるまでは、2~3歳なんてまだまだ赤ちゃんの領域だと思っていました。取引先との電話中に子供の声が入ってしまうかな、他の人の仕事を邪魔してしまわないかな、心配事はつきませんでした。でも、実際に出社してもらって実感したのは、子供ってちゃんと伝えれば、解かろうとするし、分かってくれることもあるということ。

とある日の中井親子の出勤時、前週のパーティーで使った風船遊びにハマったおチビちゃんは、出社と共に私に風船を持ってきってラリーをせがみます。でもこちらは仕事中。ダメ元で言いました。

「あのね、今ね、私はお仕事をしているの。だからね、一緒に遊ぶことは出来ないんだ。一人で遊んでてくれるかな?」

本心を言えば、ダダをコネられる可能性も考えていました。
でも、おチビさんの反応は…コクンと頷いて一人で遊び始めたのです!!

すごい!言ってみるもんだ!!
というか、子供は大人が考えているよりも、色んなことを分かっているのかもしれない。
そう感じました。

それからは、おチビさんに対しては諦めないで、こちらのして欲しいことはちゃんと伝えるようにしています。最近の新しいルールは、「誰かが電話の受話器を持ったら、しゃべらないこと」。これもすっかり覚えてくれました。今では誰かが電話を手に持つと、すかさず自分の口を手で覆うという可愛い仕草も見ることができます。「失礼致します」という言葉が、電話の終わりに使われる言葉であるということも理解したようです。

もちろん、こちらにとって嬉しいことをしてくれたら、全力で褒めることも忘れずに。
おかげで、我が社の電話を切った後の時間は、ちょっとしたお祭り並におチビさんを称える時間となっています(笑)

6. ベビーカーって実はすごく大変!

甥っ子や姪っ子、親戚の子、身近に小さな子供がいる方の中でも、ベビーカーを押したことのある方ってどれくらいいるのでしょう?お恥ずかしながら、私はとあるきっかけで中井親子のベビーカーを押したことが初めての経験でした。

ベビーカーを押して、事務所最寄りの飯田橋の駅まで行って、地下鉄に乗って移動する、たったこれだけの作業が、どれだけ大変であるか、この時初めて知りました。

まず、想像していたよりもベビーカーってずっと重いんです!当たり前ですが、2歳を超えた子供重さが10kg超、それに子供の飲む飲み物、万が一の時用の着替え、使用前&済みのオムツ…ベビーカー本体を入れたら20kg近くなっているんじゃないでしょうか。

「世の中のママさんは、こんなに重いものを運んでいたの!?」

ちょっとした衝撃です。
そして、それだけじゃないんです。道の段差やがたつき、全部がベビーカーを押す腕に負担としてかかってくる…道を渡ることさえ大変です。その上、地下鉄に降りる為のエレベーターが見つからない…探して聞いて、やっと駅の反対側に見つけました。

車椅子の方なども同じような思いをしているかもしれません。
本当に「車輪で移動する」という概念を加えただけで、毎日使っている駅が、道が、こんなにも大変な場所に変化するとは思いませんでした。

最近のアンケートではベビーカーが”電車内での迷惑行為”として扱われている、という記事を何処かで読みました。実際、場所は取るし、子供も静かにしていなかったら、鬱陶しく感じることもあるかもしれません。

だけど、そんな風に感じる方々…ベビーカーを押したことがありますか?
ただでさえ挫けそうなベビーカーでの移動。社会が、周りの人が、もう少しあたたかく見守ってあげたっていいんじゃないでしょうか。

誰しも元々は子供であったはず。誰にも迷惑をかけずに生きてきた人なんていないはずです。もう少し、優しい世の中になればいいのにな、なんて考えてしまった、ベビーカーの一件でした。

7. 子供はびっくりするくらいのスピードで成長する

子育て未経験者からすれば、子供は衝撃的なスピードで成長します。
身長なども外観はもちろんですが、言葉などは日一日と進化しているのが、すごく良く分かります。先週話せなかった言葉を話す。ちょっとしたニュアンスを表現するようになる。自分の意思を伝えるようになる…まだまだ解読不明の言語もありますが、ママと一緒に出社するようになって、おチビさんの語彙は格段に多くなりました。

また、少しずつ、大人になっているんだなと思った出来事も。

出社開始当時、少しでもママと離れるのを恐れていたおチビさん。常にママの半径50cm以内を離れようとしませんでした。もちろんトイレにも着いていきます。
そんなおチビさん、最近はママを一人で待てるようになりました。といってもまだまだ緊張しながら待っていますが…(ママの姿が見えないと、格段に口数が少なくなります)。

それでも、おまじないのように、「ママはね、ぜったいに帰ってくるのよ」と繰り返しながらママを待つ健気な姿には、彼女なりに大人になろうとする気持ちが現れていて、可愛らしいなぁなんて感じてしまいます。

明日の、1週間後の、一ヶ月後のおチビさんは、また今とは違うんだろうなぁとは思うと、子育てって一瞬一瞬がとても基調な時間なのかもしれませんね。

8. 子育てってやっぱり大変

いえ、当たり前なんですけれど、命を守っているわけですから。
でもですね、目の当たりにすると、やっぱり大変なんだなぁと思ってしまいます。

ママのスキルとしてすごいなと感じるのが、普通に仕事をしながらでも、何処かで子供のことを感じながら行動していること。基本的にPCの画面を見ながら仕事をしている中井ママですが、おチビさんが何かを起こした時の反射神経にはすさまじいものがあります。

本人曰く「運動神経はそんなに良い方ではない」そうなのですが、これは本能なのでしょうか…もしかすると、通常の生活を送りながらも、無意識にいつも子供を気にしているのかもしれません。毎日ずっと気を張っているとしたら、知らない間に貯まる疲労ってどんなもんなんでしょうか。

毎日ごはんをあげて、お風呂にいれて、寝かせて、着替えさせて…年々楽になるとはいえ、エンドレスな子育て。確かに世の中の母親全てが経験することだとしても、やっぱり大変なことだと思います。

子育てしている主婦は楽だなんて言われることもありますが、終わりのない緊張感を持ちながら、予定どおりにいかない毎日を過ごすことって実はすごいストレスを抱えるものなのではないでしょうか。
もちろん、外で、社会で闘いながら働くお父さんも立派です。
お互いに役割が違うんです。どちらが大変とかではくて、お互いにリスペクトしながら暮らしていけたら、それが一番なんでしょうね。

余談ですが、おチビさんは一度寝てしまうと、そのままお風呂に入れても起きないそうです(衝撃です)。

9. それでも、子供はやっぱり可愛い

やっぱり、子供は可愛いです。あの、周りの大人を惹きつけてしまう魅力はなんなのでしょうね。また、その場の空気を和ませてしまう力も、すごいもの持っているな~と思います。

おチビさんが会社に来るようになってから、事務所の空気もどこか和やかになりました。ピリピリとした空気が起きなくなったんです。

これも絶妙なタイミングで可愛いことをしでかしてくれるおチビちゃんのおかげ…?

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10. 企業は子育てママがちゃんと働けるように、もっと努力をしなければいけない

現在、企業に対して人手や人材が足りない…というのはよく聴く話ではあります。
でも、実際働きたくても働けない人もいるんです。子育てママもその中で大きな比率を占めていると思います。

確かに頑張れば、助けて貰えば…出来ないことでもないかもしれません。
でも、本当に大変なことです。

子育てって、本当に誰でも通っていい道のはずなのに、”働きながら育てる”となった途端に、こんなにも、ハードルが高くなるものなのでしょうか?こんなにも、ママが磨り減りながら頑張らなくては叶わないことなのでしょうか?
先日殺されてしまった上村くんの事件をきっかけに、シングルマザーの子育て環境にも注目が集まってきているようですが、また時間が経つと流れていってしまいそうな気がしてなりません。

今回のこだまシステムの子連れ出社について、批判的なご意見を持つ方も少なくないと思います。また、こだまシステムとしても、この方法が最善で最高だと思っているわけではありません。ただ、創立10年の小さな企業が、子育てのママに対して「何かできることはないか」と必死に考えた結果の第一歩が、この「子連れ出社」でした。

たまたま事故が起こらなかったから、良かったとも思います。
また、仕事をする場に子供がいることで、何も障害がないかといったらウソにもなります。

まだまだ完璧な方法は見つかっていません。

だからこそ、この問題をこだまシステムの問題だけにしたくないんです。
このブログを見て、何かを感じていただけたらば、まずは現状を知ってほしいと思います。東京にどれだけの待機児童がいるのか、これから子供を産もうとする妊婦さんが、どれだけ必死な思いで、保育園を探しているのか。

そして、もしも企業の方が、このブログを見ていらっしゃるのであれば、一緒に考えていただきたいと思います。産休・育休だけではまかなえない問題があるんです。

 

 

こだまシステムはこんなにも小さな会社ですが、この小さなアクションが、いつか大きな「幸せ」を作り出してくれることを祈って、無謀と言われることにも挑戦していきたいと思います。

 

”みんなが笑って暮らせる社会”なんて、夢物語かもしれません。

 

でも、夢は見なくちゃ始まらないので、まずは夢見ることから始めていこうと思います。

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「子連れ出社」への嬉しいメッセージ

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元祖こだまブロガー。こだまブログの執筆は、社長に次ぐ古参。入社当初は独身であったが、いつのまにやら結婚&出産ののち、現在一児の母。

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