企業が間違う働き方改革
皆さんは『働き方改革』という言葉にどのような印象を持っているでしょうか?
身の回りの人たち(会社員)に聞いてみると『楽になる』というような捉え方をしている人が多いように感じます。
また、『残業が禁止(あるいは削減)になって収入が減った』というような声も聞こえてきます。
経営者としては『働く人に優しくしないと、労働力の確保が難しい』と捉えていることだと思います。
政府が働き方改革を推進している一番の理由は『来るべき労働力不足に備える』ということです。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の推計によると、2030年には就業者数が790万人減る(2014年比)見込みだそうです。
割合にするとマイナス12%強です。
これを補うために、働き方改革が必要、というわけです。
ですが、先にも上げたとおり、『残業禁止になって、収入が減った』という状況では全くもってナンセンスなわけです。
残業が出来る人は残業が出来て、残業出来ない人や、時短なら働けるという人でも、差別なく働けるようにすることが大事ですね。
なので、私は常々働き方改革という言葉は使わずに、『多様性の受け入れ』と言っています。
こだまシステムでは令和になってから在宅ワーカーさん達が10名強増えました。
昔も今も、企業にとって人は財産です。
より多くの人が楽しく働ける会社を目指して、これからも日々精進していきます。