社長面談を始めて思ったこと

 

最近自宅の水槽で、新たにグッピーをお迎えしようか悩んでいるしゃちょ~です。

アクアリウムはグッピーに始まりグッピーに終わるとも言われていますが、

今までグッピーを飼ったことが無いんです。

普通アクアリウムやるならグッピーからなんでしょうけど、

なんか普通って聞くと避けてしまう癖があって・・・。

でも最近改めて

『あれ?実はグッピーって綺麗じゃない?』

と思い始めて葛藤が始まったわけです。

あ~、仕事終わったら銀座のパウパウ(←よく行く熱帯魚屋さん)に行こうかなぁ・・・。

 

さて、今日は社長面談を始めてみて思ったことを書いてみたいと思います。

こだまシステムでは昨年7月から社長面談なるものを開始しました。

必ず全社員・全フリーランサーと3ヶ月に1回のペースで面談することにしています。

今日時点ではちょうど2回~3回ほど面談を重ねてきている状況です。

面談を始めてみてこんな事(当たり前って突っ込まれそうだけど)に気づきました。

 

その1.『給与交渉なんて自発的には出来ない』

こだまの創業時からのポリシーで、『給与額は自分で決める』ということを貫いていました。

※自己申告制は今後やめるつもりです。

ですが、やはり入社時と入社してからでは欲しい給与も変わってくるはず。

『いつでも給与交渉においで』と言ってもまぁ来ないです。

『1~3月は給与交渉のターンね』と言っておくと、うちに秘めていた希望をちゃんと伝えてきます。

経営者としては希望を聞く(叶える)のはドキドキなわけですが、今のところすべて希望通りにしています。

その2.『社長の言葉は重い』

5人くらいでやってた時は、結構おちゃらけた感じでやっていました。

今でもおちゃらけてやっていたいのですが、どうやらそれは許してもらえないようで・・・。

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何気なくふざけてポロっと言ったことが、社員に取ってはすごく悩みの種になっていたりします。

逆もまた然りなようで、激励も大きなインパクトがあるようです。

正直、この変化には戸惑っています。

22歳で起業した頃なんて、周りはほとんど誰も僕の言うことなんて聞きゃしませんでした。

それが今では一挙手一投足がとても重いんです。

一言一言、とても神経を使います。

昔から(今でも?)空気を読まない(読めない)僕にとっては、かなり苦労しているところです。

それでもやらかしてしまうことは多々ありますが・・・orz

 

その3.『笑顔が増えた』

気がするんです(当社比)。

具体的に計測しているわけではないですし感覚の問題ですが。

社長からの大事な訓示と、冗談で言ってる事の境界線が徐々に理解されてきている気もします。

いやいや。社員が僕に合わせてくれるようになったといった方が正確かもしれません。

また、僕の見えているものが必ずしも皆にも見えているとは限りません。

僕が『No』と言った時、それは極めて効率的に、2文字で、

あるいはクリック一つで却下ボタンで、そしてNoという結論だけが伝わっていましたが、

面談という場でゆっくりと話す時間を設けたことで 『なぜNoなのか』 という理由を

ちゃんと伝えることができるようになりました。

わだかまりが残る事が減り、 『うちの社長は何を考えているのかわからん!』 という事が減った気がします。

結果的に笑顔が増えたのではないかと思います。

その4.『みんな思いもよらぬところで躓いている』

社長と社員では経験に大きな差があるのかもしれませんが、

「え?!そこ?!」というところで躓いている事もあります。

実は今まで描いていたキャリアプランを軌道修正しようとしていたり、

人生に悩んでいたり、失恋を引きずっていたり(おっと、これ以上は・・・)。

具体的に書くと特定されてしまいそうなのでふわふわした書き方ですみません・・・。

 

その5.『社内でのコミュニケーションが圧倒的に不足している人は辞めていってしまう』

※従来しゃちょー通信では、離職をタブー扱いしていましたが大事なことなのであえて書きます。

社員が増えた反面、離職も続いていました。

『どうしたもんかなぁ』と考えてみても離職理由は十人十色。

なので毎回反省会をして、一つ一つ改善をしてきました。

それでもある程度の離職は避けることが出来ず、また独特の離職パターンも出てくるようになりました。

昔は会社の体制が整っていなかったりで辞めていく人も居ました、最近の辞めていく人は共通点があるような気がしています。

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それは 『社内でのコミュニケーションが圧倒的に不足していること』 です。

こだまの社員たちは、皆仲良しです。

僕は今までそれほど自覚してなかったというか、他社と比較なんてしたこともなかったのですが・・・。

社員たちに聞いてみると口をそろえて 『うちは社員同士の仲がいい』 と言います。

これは誇れる事なのですが、 『村社会』 という側面もあるように思います。

必ずしもすべての人がこだま村に馴染めるわけではありません。

輪の中に入って行きたくても、入り方がわからない人が居たり、遠慮がちな人が居たり、臆病な人が居たり・・・。

こだま村に馴染めず、助けを呼ぶこともできず、困ったことを相談する相手も見つけることができずに、孤独に辞めていってしまう人。そんな人たちには、まだ出来ることがあるんじゃないかと。

社長面談を通して、輪の中へ入ることを後押し(←おこがましい)することができれば、と考えていたりします。

一人で悩みたい時もあると思うよ。でも、どうしようもなく困った時には、頼っていい。周りの人を、巻き込んでいいんです(こだまシステムの場合はね)。

今後も面談を重ねていくことで、一体感が出てきてくれると嬉しいな。

こちらの記事もおすすめです↓

目的は利益にあらず!こだまシステムが大切にする〇〇の話

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しゃちょー

しゃちょー

有限会社こだまシステム社長。18歳の時からIT業界で働く。趣味はモータースポーツ。マイブームはダイエット。

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