うちの社長は何考えてるの?怒る社長と怒らない社長の決定的な違い
皆さんの会社の社長さんは、怒る社長さんですか?怒らない社長さんですか?
こちらのブログにたどり着いた方、多分怒る社長さんが身近にいらっしゃる方なのではないでしょうか。一口に「怒る」といっても、それぞれの社長さんによって色々なタイプがいると思います。今日は、こだまシステムの社長である僕が、怒る社長さんを4タイプに分けて分析してみました。
タイプ別分析の最後に決定的な違いを書いていますので、お急ぎの方は途中をすっ飛ばして、最後の方だけ読んでいただいてもOKです。
劇場型社長
劇場型…言い換えれば社長劇場?このタイプの社長は『見せしめとして』社員を怒ります。
ただし、見せしめにする意図の裏には、他の社員に理解して貰いたい振る舞いがある事があります。
怒られる側の立場からすれば、この不器用さは迷惑ですよね…。
このタイプの社長に対する対処としてオススメするのは社長攻略マニュアルを作ることです。
社長が怒ることで伝えたいと思っていることを、分析し、きちんとまとめることで、「怒る」という動作自体が不要になってくるはずです。
良い行動と悪い行動をナレッジ化して社内で共有しましょう。
このタイプの社長は、教育が行き届くことで徐々に怒る事も減ってくるでしょう。
退職追い込み型社長
この人にはうちの会社を辞めてもらいたい…でも、解雇するわけにはいかない…!!
人を解雇すると言うのは会社にとっては非常にリスクがあるのです。
例えば多くの助成金は、過去に会社都合で解雇していない事が条件になっています。
ですのでこのタイプの社長は、人に辞めてもらわなければならない状況で『自己都合退職』に持ち込みたくて仕方がないのです。残念ながら、このような社長も少なくはありません。
上記のような思考から出てくる「怒る」という動作には終わりがありません。
このタイプの社長に対する対処としては、誰かが社長の腹心となって、『私が代わりに肩叩きして来ましょう』と伝え、問題児社員に退職勧告しましょう。
または問題児社員が解雇される必要のなくなるような教育を行うというのも一つの手段です。
熱血型社長
このタイプの社長は実はとてもいい社長です。
社員の事を心から愛していて、本当に成長して貰いたいから怒っています。
怒る(=叱る、指導する)というのは本当に労力が要ります。
無関心で怒ってくれない社長よりも、よっぽどありがたい存在です。
ただ、怒り方が上手い社長というのも中々いないもので、世代によって価値観も異なることもありますから、怒られ側からするといかにも重たい存在かもしれません。
でも、本質的には貴方のためを思っての行動です。
ここは、ありがたくご指導をいただくことで、貴方自身の成長にも繋がると信じてください。
小規模企業型社長
ごくごく小さい規模の会社においては、文字通り社長が会社の大黒柱となって、何から何まで社長が会社の全てを支えていることが多いのです。こういった会社には社長が本当に信頼できるNo.2がいません。
社長が怒れば、社員は萎縮します。当たり前のことです。
そんなことがわかっていても、社員の指導を任せられる参謀(No.2)が居ない会社では社長自ら怒るしかありません。
そのような会社における課題は、参謀になれそうな人の育成です。
一般社員からすれば、同じ言葉であっても、社長から言われるのか、上司から言われるのかでは衝撃の規模が大きく異なります。僕にも経験がありますが、社長からの言葉は、時に尾ひれがついて、随分違うところに泳いでいってしまうこともあるのです。
社長は、社内での懸念事項や怒るべき事項は参謀に伝え、実際の社員の教育は参謀から社員に伝えていくような組織作りを目指していきましょう。
じゃあ、こんな社長に怒られてしまっている社員はどうしたらよいのでしょうか。
ひとつ言えることは、貴方のいる会社はまだまだ成長の可能性のある企業であるということ。孤独に頑張る社長を支える人が増えることで、貴方の会社はまた別のステージに行けるかもしれないのです。そういった目線で、社長の言動を見つめなおすことで、今貴方がすべきことは変わってくるかもしれません。
もちろん、貴方が参謀になる覚悟を決めることも一つの方法です。
…とはいえ、この参謀という立場、人に嫌われる覚悟がなければ務まりませんので、中々大変なポジションではあります。
怒る社長と怒らない社長の決定的な違い
貴方が社長に怒られる、ということは、貴方の会社の社長が貴方と同じ「現場」にいるということです。それは、社長の本来の仕事である経営に専念しておらず、実務を行なっている状態とも言えます。
社長に怒らないでもらうためには、一刻も早く『社長業』に専念してもらう必要があるでしょう。そのためには、社長が口出しする必要がないくらい、「現場」は社員だけで回すことができるようにならなければいけません。
どのタイプの社長に対しても言えることですが、まずは自分で変えられる所から着手してみてはいかがでしょうか。「怒られている」という行為のみに目を向けずに、社長が何を思っているのか、何を言わんとしているのか、まずは冷静に観察してみましょう。
そしてここからは、思わず怒ってしまう社長さんへのメッセージ。
小規模企業型社長にも書きましたが、怒る(=社長からの意志伝達)という行動において、社長と社員の間に参謀というクッションがあるか無いかがとても重要です。
また、社長が組織を率いていく中で、『社長の求心力』が社長の武器となると言うことを理解してくださいね。社長が魅力的であることは、企業において必ず前向きな結果をもたらすはずです。
…はい、肝に命じます。
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しゃちょー

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