僕が22歳で起業した理由
皆さんこんにちは。こだまシステムの代表取締役の金重です。
現在30歳の僕。「22歳の時から会社をやっています」と言うと、驚かれることが多いのだけれど…。
今日は、そんな僕の起業した時の話をしようと思う。
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それは2004年。僕がまだサラリーマンで、ブラック企業なんて言葉が世の中に出回る前の時代だ。当時務めていた会社は社長・取締役・僕の計3名でなんとかやりくりしているごくごく小さなベンチャーだった。
最初の頃は技術系の本(Linuxの本)を書いたりして会社の収入にしていたが、次第にお客様先に常駐するエンジニアとして事業を安定化していった。
とはいっても、常駐するのは僕だけで、社長と取締役は自社の社内にいた。
月に300時間働くことも珍しくなく、財務体質の貧弱な会社では残業代なんて出してもらえることもなかった。おまけに、厚生年金なんて加入してないし、健康保険だって自分で役所に行って『国民健康保険』に加入してた。
それでも小さかったこの会社が好きだった。
『これからデカくしてやる!』と燃えていた。
社長から「社員を増やしたいから友達を紹介してほしい」と言われれば、Javaのプログラマーだった友達を紹介したりもした。
僕は取締役ではなかったけれど、やっぱり会社にとってちゃんと利益が出ているのか気になった。
そこで社長に聞いたんだ。
「僕は赤字ですか?黒字ですか?」って。
社長はこう答えた。
「今月は友だちの紹介料を払ったから赤字。」
正直、耳を疑った。
紹介料って、感謝してるから払うのであって、経費じゃないんじゃないの?
赤字だって言われるくらいだったら、友達を紹介することなんてしなかった・・・。
そんな歯がゆい思いを、周りにいた知り合いの社長さん何人かに愚痴ってたんだ。
そしたらみんな口々に言うんだよ。
「応援するから独立しろ」って。
特に野望とかはなかったし、特別なにか目指すところがあったわけじゃないけど、
「一人でも多くの人が、笑顔で働ける会社にしたい」
それこそが、当時22歳だった僕が起業しようと思った理由。
企業してから8年が過ぎて、今でも変わらない部分でもある。
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こだまシステムの理念である、「関わる全ての人を幸せに」ということ。
企業として、お客様に誠心誠意のある仕事をしていくことは当然だけど、それだけではなく、こだまシステムで働いてくれている仲間にもきちんと幸せになってもらいたい…
30歳という若輩者な社長ではありますが、日々悩み考え戦いながら、経営者をやってます。

しゃちょー

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