経営者目線のSTAP問題と組織論
先日、理化学研究所の小保方晴子さんが記者会見をされましたね。
平日の昼間だというのに、視聴率が10%を超えたのだとか。たしか「笑っていいとも」が6%だっけ??
ひとりの経営者として、この問題をどう見ていたのか、それを伝えなければいけないと思い書き残しておくことにします。
まずは理研と小保方さんの主張。
・(理研)小保方さんの研究には不正があった
・(小保方さん)単純なミスであると主張した
・(小保方さん)STAP現象はある
・(理研)実験ノートが2冊しかなく、真偽不明
・(小保方さん)4~5冊はある
両者の主張に矛盾はありません。ただ論点がずれているとは思います。
ミスしたことについて、悪意があろうがなかろうが、研究成果としては不正なものだったと。
正直、僕にはそんな事どうでもよくて。
小保方さんは入社2年目(だったっけ?)の新人ですよ。新人が(悪意は無いが)ミスをしたっていう話。
これを読んでる皆さんも、新人だった頃ってミスしましたよね?
そういうとき、会社が調査委員会を設置して、『こいつが悪い』みたいな結論を出して、記者会見までして・・・
そんな経験ありますか?
何なんでしょうね、この理研という組織は。
僕は高卒だし、理系の研究者の世界のことはわかりませんが、組織としての異様さは分かるつもりです。
うちの会社でも社員がミスすることはたま~にあります。
そんなとき、他の社員含め『こいつが悪い』なんてことは言いません。
社員自ら、僕のところに報告(というか謝罪)しに来たとき、僕はこう言います。
『気にするな。でも、二度とするな。』
怒る必要はないですよね。僕のところに来た頃には、既に自分で十分に反省した頃合いでしょう。
それ以上、何を反省させようというのか。
真面目であればあるほど、反省が後悔に変わって、負のスパイラルに陥ります。
だから 『気にするな』
でも、やっぱりミスは褒められることじゃないから 『二度とするな』
組織はメンバーをはじき出す為の物ではないはずです。
一人の人間にはできることの限界があって、それを互いに補い助け合うために人は組織を作るのではないですか?
上司は部下に好きなようにやらせる。
部下がミスをしたなら、ミスした部下を全力で守りなさい。
小保方さん、僕はあなたを応援します。
科学者に憧れて、科学者になれなかった経営者より。

しゃちょー

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