努力の報われる社会
努力は報われる。
いや、努力は報われてくれないと困る。
頑張って働いたら、出世なり昇給なりしてほしいし、
試験勉強をがんばったら、ちゃんと合格してほしい。
もし合否が抽選だったら絶対に試験勉強なんてしないと思う。
報われることがわかっているから努力するのであって、報われないことがわかっていたら努力なんてしない。
これって、ごく当たり前のことだと僕は思ってたんだ。
だけど、一部の人は努力しても報われない社会が正しいと思ってるみたい。
どんなに頑張ったって、天井が見えてる社会。
頑張らなくたってどうにかなる社会。
そんな社会って本当に正しいの?
『格差是正』ってそういうことだよね。
格差を埋めるためには、どうやっても再配分が必要で、
格差の上の人から下の人に向かって再配分をするわけでしょ。
仮に格差を何分割かしたとして、最底辺だけの社会を作ったとする。
その社会では誰から再配分してもらうの?
そんなに無責任で良いわけがない。
僕の好きな言葉でこんなのがある
noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)
詳しい説明はWikipediaさんに譲るとして、僕なりの解釈は『力あるものの責任』って感じ。
頑張って、汗水たらして、這いつくばって。
それでもし人より少し多い収入を得られたら、支えてくれた人に還元する。
それが正しい社会だと思うんだ。
僕には社会を変えるほどの力は無いから、
せめて会社だけはそんな文化にしたいと思う。
